1/20 軸組模型 折置組 |
ついに上屋部分の棟木も上がりました。
そして桁部分に『折置組(オリオキグミ)』が現れました。
『折置組』という、去年通っていた木組の学校で覚えたこの言葉。
『貫』などと同じく「木造の伝統構法」の重要なキーワードです。
現代の木造建築に一般的な「京呂組(柱の上に桁を架け、その上に梁が載る組方)」に対して、
この『折置組』は「柱の上に梁を架け、その上に桁が載る」という伝統的な組み方。
柱のホゾを梁にも桁にも貫通させないといけないという加工の難しさがあります。
しかし『梁の下には必ず柱あり、屋根から伝わる荷重が全てその柱に伝達される』という点が、
強度的にも強いという事です。
外壁から梁が出てきてしまうという点も特徴です。