2017年 12月 09日
槍ヶ岳2017

タマケンひとり山岳部

ついに。
ヤリに登る日がきました。
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9月後半、1泊2日で登った
槍ヶ岳の登山記録です。



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スタートは沢渡(さわんど)から。


4時40分、
沢渡第三駐車場に到着。
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マイカー規制の為、沢渡から先は
バスかタクシーに乗り換えです。


平日の早朝、
静かな沢渡バスターミナル。
まだ、バスは始発前。
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タクシーで上高地へ向かいます。
他の登山者さんとの相乗りで。


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20分ほどで、
上高地バスターミナルに到着。
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トイレを済ませ、登山届を提出。


5時25分。
梓川沿いを歩き始めました。
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登山を始めて3年が経ちましたが、
上高地に来たのはこれが初めて。

上高地デビューの高揚感と河童橋。
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初めての槍ヶ岳。
選んだルートは「槍沢ルート」

上高地からのピストン行程です。
往復約44km、標高差約1.668m。
とてもロングロングなルートです。
1泊2日で挑戦してみます。

※山雑誌やガイド本等では、2泊3日が推奨されていますが、愛読する山ブロガーさんの多くが1泊2日でトライしていました。自分にもできる!と思い込んでの挑戦です。






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上高地からしばらくは、
フラットで平坦な道が続きます。
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梓川に沿った道。
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出発して40分で、
最初のポイント:明神に到着。
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あの尖った山は明神岳。
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休まず進みます。
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ザザザッと音がして、
猿が通り過ぎました。
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第2のポイント:徳沢に着く頃、
陽が上がってきました。
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おしゃれなロッジのある徳沢。
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朝の木漏れ日。



徳沢テント場を通過。
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穂高の山々が見えます。
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穂高エリアは未だ未踏。
※2018は穂高に登ります_。


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スタートから2時間20分で、
横尾に到着しました。
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横尾は、
槍と穂高の分岐点。

橋を渡って左へ進めば、
穂高登山の中心地:涸沢です。
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横尾で最初の休憩をとりました。


横尾にあった鳥瞰図です。
※槍沢ルートを黄色に加工しました。
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上高地からこの横尾までが11km。
平坦な道を歩いてきましたが、
ここまではウォーミングアップ。


槍ヶ岳まではあと11km。
ここからが本番です。

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横尾を過ぎると、
まずは渓流ゾーン。
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梓川の美しい流れを見ながら、
水の音を聞きながら歩きます。
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感動するほどキレイな水。


まだ元気だった妻。
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のちのち、とんでもなく辛くなるとは、
この頃はまだ知りませんでした。



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猿の群れに遭遇。
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猿に誘導されて、
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槍沢ロッジに到着しました。
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※ガイド本等では、ここで一泊して翌日、槍ヶ岳を目指すというのが定番です。



槍が見えるよ。
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望遠鏡を覗くと、
今日初めての槍ヶ岳が見えました。
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まだまだ。かなり遠そうです。
少し凹みました。

サラシナショウマ。
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槍沢ロッジを過ぎると
徐々に登りがきつくなります。
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大曲。
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スタートから4時間40分。
自分たちにしたら早すぎです。
長丁場という事を意識して、
ここまで飛ばし過ぎていました。



大曲からは、
本格的な登りに突入します。
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いまだ槍は姿を現しません。



もう9月も終わりだったので、
雪はわずかに残るだけ。
雪渓歩きはありませんでした。
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ナナカマドの赤い実。
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天狗原分岐。
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標高は約2400m。

ここで。。
突然な感じでしたが、
妻がダウン、バテてしまいました。

力が入らない、頭痛、吐き気。
症状的に、100%高山病です。

高低差1000m位を一気に登り、
標高2400m以上までくると、
妻はほぼほぼ高山病になります。


ここからが大変でした。
ヘロヘロで声も出ない状態。
足取りは、まるで牛歩。
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山頂までのコースタイムは、
まだ3時間あります。



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妻がヘロヘロになり、
ゆっくりゆっくり歩いて40分。
やっと槍が現れました!
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歩き始めて6時間半でようやくです。
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ここからは、槍の姿を
前方に見ながら進んでいきます。
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ただ_、
見えてはいるものの、
距離的にはまだまだ遠い槍。
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歩けど歩けど、
近づけない感じがしました。




槍ヶ岳を開山した浄土宗の御坊様が
寝泊まりしていたという洞窟。
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素晴らしい天気でした。
たまに雲がふっと発生しても
すぐに消えてくれました。
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この快晴のうちに山頂に立ちたい。
そう思いながら進みました。



殺生分岐。妻はもう
とっくに限界を超えていましたが、
自分もここまでくると疲れモード。
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でも_まだ行けます。



殺生ヒュッテを過ぎました。
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レンズで山頂を望遠すると、
登頂している人たちが見えました。
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高度感が伝わり、
緊張とワクワクが混ざります。



そして歩き始めから8時間20分。
13時45分、山頂直下の山小屋に
到着しました。
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ふぅ_疲れました。


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槍ヶ岳山荘でさっそく受付。
平日だったので、幸いにもひとり
1つの布団が割り当てられました。
※混雑期は1つの布団に2、3人で寝るらしいです。


間もなく、
妻は布団に倒れました。
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少し回復したら、
小屋のカレーを食べました。
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いよいよ槍の穂先へアタックです!



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妻はザック無し、
水は私が背負いました。
二人ともヘルメットを被ります。
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気持ち良い緊張感。
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慎重に進みます。



この差筋ステップが
個人的に苦手でした。
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直角梯子の連続。
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そして、
最後の梯子を登りきって、
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山頂に立ちました!
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憧れた槍の山頂!
標高:3.180m。
達成感。


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山頂にしばらくいました。
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雲が沸いてきましたが、
おかげでブロッケンに遭遇しました。
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しかも槍の影と一体化したブロッケン。
すごい!


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天界から地上への梯子。
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名残惜しいけど、
山頂を後にします。


下り上手なタマケン山岳部。
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無事に戻ってこれました。
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槍の穂先と槍ヶ岳山荘。
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ひろがる雲海。
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小屋前で再びブロッケン。
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この後も何度も見れました。
今日はブロッケン祭り。




17時からの夕食。
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夕食後は夕焼けショー。
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山で夕日を見るのは久しぶり。

染まる岩肌。
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日没。
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槍ヶ岳。
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19時前には寝ました。



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3時半起床。
山小屋さんに用意してもらった
おこわを食べました。
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朝焼け。
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栃の縮れ杢のよう。
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そして御来光。
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朝日を見ながら出発。
下山。
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東鎌尾根で下山します。
表銀座縦走で通る道です。
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早朝の誰もいない尾根道。
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振り返ると、もうだいぶ
槍ヶ岳が遠くに見えました。
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ナナカマドの赤い実。
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上高地への帰路は、疲れもあり
ほんと気の遠くなる長さでした。
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徳沢で食べたカレー&月見うどん。
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ヘトヘトで嫌になった帰路。
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透明な梓川。
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ようやく帰ってきた河童橋。
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上高地のバスターミナル。
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バスで沢渡へ帰りました。






by tamakentaro | 2017-12-09 23:53 | ★ひとり山岳部★ | Trackback | Comments(0)
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